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アルコール依存症治療

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アルコール依存症専門病棟

What we do

アルコール依存症について

アルコール依存症は心と身体の病気であり、専門治療が必要です。
当病棟は京都で唯一のアルコール依存症治療病棟です。
40年を超える歴史の中で培われた
アルコール依存症の回復支援に取り組んでいます。
アルコール依存症は本人のみならず、家族や周囲の方を巻き込みながら、
病気を進行させていきます。回復には本人だけでなく、
家族も含めたサポートが必要です。
そのために当院では、アルコール依存症の家族を対象とした家族教室
(入院中の患者様家族と、退院された患者様家族を対象)を開催し、
きめ細かいサポートを継続します。

棚に並ぶ酒

このようなお悩みはございませんか?このようなお悩みは
ございませんか?

  • チェックボックス本当はこれ以上お酒を飲みたくない
  • チェックボックスお酒を飲むとうまくいかないことが続く…
  • チェックボックスお酒をやめたいと思っているのに、
    お酒を飲むことが苦しいはずなのに、
    それでもお酒を飲んでしまう。

上記に当てはまる方は、
アルコール依存症かもしれません。

まずはお気軽にご相談ください。

アルコール依存症治療
ご相談窓口 / 初診・受診相談窓口

電話で「アルコール依存症に関する相談」とお伝えください。
相談員がお伺いします。
受診は予約制となっています。

相談時間 平日9:00~17:00
土曜日9:00~12:00
電話番号 075-711-2171(代)

アルコール依存症ってなに?

アルコール依存症は、長年にわたる多量のアルコール摂取により、患者さん本人がアルコールをコントロールして飲むことが難しくなり、身体的・精神的な依存が形成される脳の病気です。依存症になると身体的・精神的な合併症を引き起こすとともに、飲酒運転や暴力などの社会的な問題につながるため、早期発見・早期治療が求められます。仕事柄お酒を飲む、ストレスで酒量が増えたなど、男性だけでなく女性のアルコール問題を抱えた方も増えています。また、救急医療・内科医療を経て、アルコール依存症が明らかになるケースが多くなっています。

背景 アルコール依存症の症状 アルコール依存症の症状

治療の流れ

ARPとはアルコール依存症という病気について理解を深めながら、お酒のない生活を組み立てていくためのプログラムです。何よりも大切なことは、飲まない日々を重ねながら、これまでの自分自身の生活を振り返り、これからお酒のない生活を見据えていくことです。

  1. 離脱の管理・入院生活の準備

    01離脱の管理・入院生活の準備

    アルコールを身体から安全に抜くために4~5日間程度の観察期間となります。まずは身体の休息に努め、これからの入院生活の環境に慣れていただくことを目的としています。精神状態・身体状況により保護室や観察室を使用することがあります。

  2. プログラムの開始

    02プログラムの開始

    総室に移室します。医師や看護師、精神保健福祉士など多職種とともにさまざまなテーマや切り口でプログラムが行われます。アルコール依存症について、飲酒してきた意味やお酒をやめていくことの意義、お酒をやめることに対する戸惑いや不安、また、これからの生活への希望など、お酒を飲んでいない状態で多くの気づきや振り返りを入院されている皆様と共有していきます。

  3. プログラムの開始

    03自助グループへの参加

    断酒会、AA、マックなどの自助グループや回復施設で、実際にお酒をやめ続けながら回復に向かう方々とのつながりを持っていただきます。アルコール依存症となり、お酒を飲み続けてこられた方々にとってはお酒のない生活を想像することさえ難しいものと思います。実際にお酒をやめている方々の姿は退院後の生活の道しるべとなり、当事者同士だからこそわかり合える大切な支えとなります。

病棟での過ごし方

01ご入院

まずは十分な睡眠の確保。
消耗した心と身体を休めましょう。

ご入院
02外出範囲

病状によっては外出を一時制限させていただくことがありますが、休息が進むにつれ、徐々に外出もできるようになります。

外出範囲
03各種プログラム

医師による勉強会、看護師とのお酒についての振り返り、心理プログラムや作業療法などのプログラムがあります。

各種プログラム
04面談、
カンファレンス等

困り事、お金の事、仕事の事、退院後の生活のことなど、 ご本人や家族と一緒に話し合いや相談を行っていきます。

面談、カンファレンス等
05外泊・退院に向けて

医師の許可が出たら、外泊開始となります。 外泊は1泊から始めて徐々に慣れていきます。 退院後の生活をイメージしながら、就労支援施設やデイケア等の見学体験もしていただくことができます。 状況によって、スタッフと一緒に自宅に戻ってみる退院前訪問を行うこともあります。

外泊・退院に向けて
06退院

退院後は、地域の断酒会やAAの他、当院のデイケアなどもご利用いただけます。昼間の時間の過ごし方、同じ悩みを抱える仲間との交流など、ぜひお気軽にご利用ください。

退院

よくあるお酒の困りごと

Q.

なぜお酒が止まらなくなってしまうのですか?

A.

アルコールが止まらないのは意志の問題ではありません。
アルコールという薬物を長年の間多量に飲み続けることによって、脳内でのドパミン放出異常を生じてしまうことから飲酒のコントロールができなくなってしまいます。また、離脱症状の苦しさからお酒をやめたくてもやめられません。飲酒している本人も苦しさを紛らわすために、苦しいお酒を飲み続けている状態です。

Q.

入院したらお酒をやめないといけないのですか?

A.

まずは入院生活で飲まない日々を過ごしてもらうこと、そして、アルコールという薬物のことやアルコール依存症という病気のことを知ってもらうことからはじまります。お酒を手放すことの不安や戸惑いも踏まえながら、お酒をやめていくことについて一緒に考えていくことが入院の目的です。

Q.

本人に断酒の意志がありません。また、無理やり入院させられるのではないか、お酒を取り上げられるのではないかと病院に来ることを拒んでいます。どうしたらいいでしょうか?

A.

まずは入院生活で飲まない日々を過ごしてもらうこと、そして、アルコールという薬物のことやアルコール依存症という病気のことを知ってもらうことからはじまります。お酒を手放すことの不安や戸惑いも踏まえながら、お酒をやめていくことについて一緒に考えていくことが入院の目的です。

女性のアルコール依存症の特徴

悩んでいる女性

男性は、20年前後の年月を経て依存症に陥る場合が多いのですが、女性の場合は、5~6年、早い人では1年程度でアルコール依存症になってしまうこともあります。

家庭内のストレスや、目標の喪失、抑うつや感情の混乱などが引き金となって飲酒行動が問題化しやすいようです。

暴力や反社会的な行動があまり見られず、かえって自分自身に攻撃を向ける傾向があります。(自殺企図、自傷行為、摂食障害、多量服薬など)

女性のほうが男性より短期間で、かつ少量の飲酒でも肝硬変などの重篤な状態に陥りやすいといわれています。

ご家族の方へ

「一人で抱え込まないでください。」

一人で抱え込まないでください。

アルコール依存症は、長年にわたる多量のアルコール摂取により、患者さん本人がアルコールをコントロールして飲むことが難しくなり、身体的・精神的な依存が形成される脳の病気です。依存症になると身体的・精神的な合併症を引き起こすとともに、飲酒運転や暴力などの社会的な問題につながるため、早期発見・早期治療が求められます。仕事柄お酒を飲む、ストレスで酒量が増えたなど、男性だけでなく女性のアルコール問題を抱えた方も増えています。また、救急医療・内科医療を経て、アルコール依存症が明らかになるケースが多くなっています。

悩んでいる人の相談にのっている様子

ご家族のためにできること

アルコール家族教室 本人への「関わり方」についてどうすればいいのかを、スタッフと一緒に、より具体的に考えて頂けることを目的とした教室です。
曜日 毎月第2土曜日
場所 いわくら病院 本館
お問い合わせ先 075-711-2171(代表)「アルコールのことで相談希望」とお伝えください。
京都市こころの
健康増進センター
相談専用電話
京都市在住の方のこころの悩み、アルコール・薬物・ギャンブルの依存など、こころの健康に関するご相談窓口です。
曜日 月~金(祝日・年末年始を除く)
時間 午前9時~午後12時、午後1時~午後4時
相談専用電話 075-314-0874 来所による相談は「完全予約制」です。まずは相談専用電話にてご相談ください。
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