医療法人稲門会グループは、438床のいわくら病院(精神科378床・介護医療院60床)を基幹病院として、三つの介護老人保健施設(各100床)、三ヶ所の訪問看護ステーション、それに関連施設として108床の特別養護老人ホーム「そらの木」から成り立っています。
いわくら病院は古くから精神障害者を受け入れてきた洛北岩倉地区で江戸時代より保養所としての前身を持ち1952年(昭和27年)に33床の病院として設立されました。その後種々の変遷を経て378床の精神科と60床の介護医療院を持つ438床の病院として現在に至っています。48床の精神科救急病棟を始め、42床のアルコール治療専門病棟、60床の老人性認知症疾患治療病棟の機能分化を積極的に進めました。また2003年(平成15年)より訪問看護ステーションを立ち上げ在宅で療養されている方に質の高い訪問看護サービスを提供しています。それに早くから開放医療に取り組み、多くの方が見学に来られるのも当院の開放医療が評価されている証左であると自負しています。
また1998年(平成10年)には急速に高齢化する社会に対応すべく、左京区静原の風光明媚な地に老人保健施設「しずはうす」を設立いたしました。そして 2006年(平成18年)別法人が運営していました2つの老人保健施設を「フェアウインドきの」「アビイロードやましな」と名称を新たにして承継いたしました。
そして2012年(平成24年)に社会福祉法人「レモングラス」の設立認可を得て、翌2013年(平成25年)山科に特別養護老人ホーム「そらの木」を開設いたしました。
急速な高齢化、高齢者の生活環境の多様化等で高齢者を取り巻く社会環境は大きく変化しています。こうした中で地域社会から求められる病院や施設づくりを目指して、これまでに培ってきた知識と経験をどのように社会のために生かしていくことができるのかを問いつつ、たゆまぬ努力をしていく事が我々の使命だと考えています。